そとがわ編②樋

そとがわ編 ②雨樋

ポリシー : 雨樋らしく美しく

 屋根にもまして働き者なのが、雨樋です。家の大敵である雨を一手に引き受けて地表まで流します。しかし一般に使われる雨樋は塩ビ製で、少し古くなると風化してボロボロになります。
 少し上等なものになると、今度は雨樋であることを隠そうとして、妙なデザインを施されます。 しかも、鋼板に塩ビをコーティングしてあるので、廃棄処分の時に非常に困るのです。
 せっかくの働き者を、もっと大事にしてあげたい。が、ボロボロだったり恥ずかしいもの見たいに隠されたりするのはもったいない。

ガルバリウムの雨樋

toi.jpg 雨樋というのは屋根の先端、つまり人の目に一番触れる場所についています。 ですから機能面でもデザイン面でもとても重要な材料です。
 そこで、明月社の家では、屋根のところでも登場したガルバリウム鋼板の、メッキの厚さを1.5倍にしたものを雨樋にします。 これならば、ボロボロに破れた姿や、プラスティックの軽薄な素材感をさらすことはありませんし、将来廃棄処分をするときにも容易にリサイクルできます。
 形はあえて普通の半丸型。樋は樋らしく、控えめに主張します。色は屋根や外壁にあわせて選ぶことができます。
 価格は、通常の塩ビコーティング製品と比較して、数万円高くなると思われます。